序
「臺灣租書店與漫畫的奇妙旅程」國際展二○二二年十一月二六日於日本北九州市正式展出,是「北九州國際漫畫節」的主題特展。本次展覽由國立臺灣歷史博物館、日本北九州市漫畫博物館、以及臺北駐日經濟文化代表處臺灣文化中心共同合作。本館漫博籌備同仁在日本友人的大力協助之下,克服Covid-19疫情的重重考驗,順利完成文物運輸布展作業並順利開展,是近年來臺日漫畫界重要的國際交流成果。
租書店是臺灣人接觸大眾文學、閱讀漫畫的重要空間。展覽以租書店(貸本屋)為主題,爬梳臺灣與日本漫畫的交集與歷史脈絡,從日本時代的臺灣租書店談起,乃至戰後武俠漫畫風潮、審查制下的盜版漫畫,以及二十一世紀數位時代下租書店所面臨的挑戰,並同時呈現當代臺灣漫畫日譯作品,讓日本參觀民眾得以完整認識臺灣漫畫百年發展歷程。透過與在北九州市、東京市二座重要的漫畫博物館、圖書館舍的合作的,除了讓參觀民眾認識臺灣歷史,也透過漫畫進一步促進兩國人民的友好情誼。
本國際展由於推出後廣獲好評,遂於二○二三年十月六日移展至東京明治大學米澤嘉博紀念圖書館暨現代漫畫圖書館。為了擴大臺灣漫畫的推廣效益,臺史博也同時辦理臺日漫畫國際論壇及租書店主題講座線上活動,透過即時日語口譯及線上直播介紹展覽臺灣的三間特色租書店。讓臺、日觀眾無國界一窺臺灣租書店的風采,並認識臺灣租書店老闆們對於漫畫文化的熱情與堅持。
為紀錄此一寶貴臺日交流的機會,本書邀請北九州市漫畫博物館及米澤嘉博紀念圖書館策展的館員、對臺灣漫畫長期關注的日本學者,以及展覽研究策展人,針對展覽中印象深刻與臺、日漫畫發展的異同進行專欄撰文,引導讀者對展覽有更深入的理解。此外,也特別邀請臺灣三位漫畫家:周見信、SALLY及AKRU,用漫畫分享對於「租書店」的記憶繪製短漫創作,也希望勾起讀者們,屬於自己的租書店回憶。期待本書的出版,能促進未來臺日兩國的漫畫文化更活潑而深入的交流!
國立臺灣歷史博物館
館長 張隆志
「台湾漫画史不思議旅行 - 貸本屋さんと漫画の一○○年展」は二○二二年十一月に北九州市で「北九州国際マンガ漫画祭」のメイン企画として開催されました。これは国立台湾歴史博物館と北九州市漫画ミュージアム、台北駐日経済文化代表処台湾文化センターが共同開催したものです。当時は、コロナ禍の非常に厳しい時期ではありましたが、日本の友人たちの多大な協力を得て展示品の輸送、展示を完成させることができ、近年の日台漫画界の国際交流活動として大きな成果を上げました。
貸本屋は台湾の人々が大衆文学に触れ、漫画を楽しむことができる重要な場所です。展覧会はこの貸本屋をテーマとし、台湾と日本の漫画の関わりや歴史についてまとめ、展示したもので、日本統治期の貸本屋から、戦後の武侠漫画の流行、言論統制下の海賊版漫画、21世紀デジタル時代における貸本屋の新たな挑戦などのテーマごとの展示のほか、現在の台湾の漫画の日本語訳作品も紹介し、100年にわたる台湾の漫画の歴史をすべて知っていただけるものとなっていました。北九州市、東京都の漫画ミュージアムと図書館の協力により、日本の皆さまに台湾の歴史を知っていただくのみならず、漫画を通じて両国の友好をさらに深めることができました。
この国際展覧会が大変好評を博したことを受け、二○二三年十月六日からは場所を東京の明治大学米沢嘉博記念図書館・現代マンガ図書館に移し、再び展覧会を開催いたしました。台湾漫画のプロモーションとして、国立台湾歴史博物館も日台国際漫画セミナーと、貸本屋をテーマとするオンラインイベントを同時通訳付きで行い、台湾と日本の視聴者が同時に台湾の貸本屋の実際の様子を見、オーナーたちの漫画文化への情熱やこだわりを知っていただけるよう、台湾で注目されている3軒の貸本屋を紹介しました。
日台交流の貴重な機会の記録として、本書では、展覧会開催にご協力いただいた北九州市漫画ミュージアム、明治大学米沢嘉博記念図書館の学芸員や台湾漫画、展示学の研究者の方々に執筆をお願いし、展示の中で特に印象深かった台日漫画発展の相違点などについてのコラムや、漫画家の周見信氏、SALLY氏、AKRU氏による貸本屋をテーマにしたオリジナル短編漫画作品を掲載しています。こうした読み物によって読者の皆さんの理解が一層深まり、貸本屋がご自身の思い出のひとつとなれば幸いです。
また本書が今後の日台の漫画文化の更なる活性化、交流を促進させる一助となることを期待しております。